【棚田ってなに?】
山の斜面や谷間の傾斜地(傾斜20分の1以上)に階段状に作られた水田のことをいいます。
【棚田の役割】
棚田は、皆さんが普段から口にしている農産物を生産する場所の役割だけでなく、次のような多面的な機能を持っています。
<国土保全>
・自然環境の保全
・洪水を防止する機能
・下流域の地下水涵養(ちかすいかんよう:雨などが地面から染みこみ、地下水として蓄えられること)
<やすらぎ、文化的価値>
・美しい景観
・伝統文化の継承
(棚田が健全な状態で保たれること)=(都市住民の生活環境の保全)とも言えますので、棚田から受けている恩恵に対して少しでも多くの方に理解していただき、どうやって保全していくかを一緒に考える機会となる情報を発信していけたらと思います。
松野町「奥内の棚田」
【段畑ってなに?】
山の斜面や谷間の傾斜地(傾斜15°以上)に階段状に作られた畑のことをいい、段々畑(だんだんばたけ)とも言われます。段畑は棚田と同様に、食料の安定供給の場だけでなく、美しい景観や豊かな自然環境など多面的機能を有し、国民の財産として重要な役割を果たしています。
愛媛県には、「愛媛・南予の柑橘農業システム」として日本農業遺産の認定を受けている南予地域の段々畑などがあります。
宇和島市「遊子水荷浦の段畑」
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