⑳遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑(国の重要文化的景観)
宇和島市遊子水荷浦
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■場所
愛媛県宇和島市遊子水荷浦 〈緯度・経度:33.2062,132.4559付近〉(面積)約5ha
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■景観
「耕して天に至る」と形容される遊子水荷浦の段々畑。起伏に富んだリアス式海岸に突き出た岬の斜面に、城壁のような石垣が幅1m、高さ1.5m前後の段々畑を形成しています。先人たちが切り拓いたその段畑は、眼前に広がる宇和海の美しさとあいまってまさに絶景。平成19年7月には全国で3例目の「国の重要文化的景観」に選定。
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■歴史
江戸時代終わり頃、サツマイモ栽培の段々畑に開墾されたのが始まりです。明治時代末から大正時代にかけて、養蚕経営のためサツマイモから桑栽培へと切り替わり、養蚕で得た収入で石垣が築かれました。現在はじゃがいもが栽培されており、NPO法人「段畑を守ろう会」が景観保持・環境保全に取り組んでいます。
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■見どころ・おすすめシーズン
4月には「ふる里だんだん祭り」が開催されます。(メインイベント:初掘のじゃがいもの即売会)
8月には段々ライトアップ(夕涼み会)が開催されます。 -
■近くの名所
お食事処「だんだん茶屋」
早掘馬鈴薯やじゃがいも本格焼酎「段酌」などの名産品を販売しています。
■アクセス
宇和島南ICから国道56号寄松交差点右折(三浦半島方面)、県道37号線、県道346号線を経由して40分